140文字小説+α その175 「七夕で思うこと」

「織姫と彦星って、1年に1度しか会えないんだよね?」  空を見上げて、彼女が呟く。 「そうだな。恋人同士なのに、な」 「だから、私思うんだ……」  彼女は、どこか憂いのある顔で、言う。 「とっとと子供作っちゃえば、子育てって名目で何度も会えるんじゃない?」 「……えぇ?」 「だってさ。神様も忙しいところサボって恋愛してたから、2人を会えなくしたんでしょ?」 「そうだね」
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。