16話

16話  直(なお)を客間に残して俺は自室で着替えを始める。勢いで直を家に呼んだのはいいけど、寝るところとか全然考えてなかったな。 『まあ、俺のベッドで一緒に寝ればいいか』  なんて気楽に言ってるけど本当は心臓がバクバクとしている。  好きになったやつが、一週間も自宅で一人きりの夜を過ごすなんて聞いたら一緒にいてやりたくなるし、それに直は何かにつけて危なっかしいところがあるというか間が抜けているというか……とにかく一人きりのにはさせられなかった。
しん
しん
アラフィフおばばですが、頭の中は小学2年生。好きな小説ジャンルはファンタジー。魔法とか大好きです。 pixivはhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18759061