透明な君の証明。
遠近感を失う程の澄んだ青だけで彩られた空に、飛行機雲を一筋見つけた。
例えば白昼の夢見。
或いは数瞬の奇跡。
青ければ青い程、思い出の遠さが鮮明になっていく。
だから僕は夕暮を待つしかなかった。
透明な君の証明。
即ち流星の軌跡。
あぁ、飛行機雲が溶けていく。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2021/10/23 8:02
最終編集日時: 2021/10/23 8:03
夜ヶ咲
ファインダーの向こう側、ずっと君を探している。/140字小説とその下書き
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