夢を見る

この世界はモノクロだ。 色がまるでない。 朝、目を覚ませばいつもの天井があって、体を起こせば見慣れた部屋がある。決まり切った手順で身支度を整え仕事へ向かう。それなりに作業をこなして、また同じ部屋へ帰ってくる。その繰り返しだ。まるで歯車のように、規則的に決められた動きを繰り返す。新しく上映された映画も、すれ違う人々も、会社の友人でさえ、私の心を揺らすことはない。 「想定内」 「常識内」 どれもこれも、そこまでだ。 この世は意外性というものが欠けている。否、生活というプログラムにはぎ落とされてしまっているのかもしれない。 だから私は夢を見る。私は夢で毎日違う人間になる。 ある日は冒険家で自由気ままに旅をする。 またある日は学生として机に向かう。
でぃぐだぁ
でぃぐだぁ
気が向いた時にのんびりとやっていきます