青いアネモネと夏の匂い
彼女は呟いた。聞き取れるか微妙なほどの小さな声で。
「もし私が死んでもあなたは幸せにならないでね。」
と。この言葉を僕じゃなく、事情を知らない誰かが聞けば、きっと驚くだろう。
だけど僕らはこんな物騒な言い回しでも伝え合える。そしてこれは、す彼女のただの愛情表現であると。
「そうなるくらいなら僕が死ねば良かったのに。」
お互いが求めている完璧な答え。他に何も失うものは無い僕たちは静かな部屋で2人寄り添い合う。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/3/25 23:33
はの
塵と海月。
多分恋愛系ばっか書いてる人
開始 2023/09/13