夕暮れと飲み物と推しと私 その4 「星旅少年」
『星旅少年/坂月さかな』
そこまで詳しくはないのだが、なんとなく宇宙が好きだ。
夜になると無限へ広がる頭上に広がる世界。その光景を好きになったのは、子供の頃キャンプへいった時だろう。
初めて家族でキャンプへ向かった先は、海辺の海岸だった。夏休み期間だったので、かなり人も多かったが、海で泳いだりBBQを食べたりと、なかなかに楽しかった。
そして、夜になって頭上を見上げた時、絶景が広がっていた。キラキラと無数の星たち。今まで、街灯にかき消されていた小さな光たちまでもが、鮮明に見えた。世界には、こんなにも美しいものがあるのかと、子供ながらに感動した。
宇宙。多くの人が、存在は知りながらも踏み入れたことない世界。そこには、私たちが知らないだけで、いろいろな物語だったあるはずで、その物語を知ろうと日々奮闘している人たちもいる。そこにあるけれど、知らない物語。また、その中には忘れられた物語もある。
人が死ぬときは、忘れられた時。物語にも、同じように当てはまるだろう。
『星旅少年』は、眠らない少年303の旅の記憶だ。多くの人が眠ってしまったまどろみの星。その文化を、303は確かに記憶する。その旅の中で303も少しずつ変わっていく。
この美しい青の物語は、読む人に静かで優しい夜を届けてくれる。夜になる前の夕暮れに優しい飲み物が良く似合うこの物語。この物語は、どうかまどろみの中へと忘れられないように切に願う。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2026/5/9 4:02
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。
あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。
カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。