精巧な硝子細工のきみは 1
キミと僕の出会いはフリマことフリーマーケットだった。
キミは、ごく普通のブルーシートの隅にちょこんとおいてあった。
すごく精巧な硝子細工だった。気づくとそれを手に取って、買っていた。
持ち帰って、リビングのテーブルに置いてみた。
僕はごく普通の高校二年生。
バスケ部に入っていて背は高い方で、月に最低でも15回程度は呼び出される。
ぼーっとそんなことを考えながらそのガラスでできた綺麗な女を見つめていたら、ふっと硝子細工が消えた。
「は⁉ 嘘だろ、どこ行ったんだよ⁉」
その瞬間、後ろで声がした。
「天海――碧くん?」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/9/22 5:27
Tamaki@低浮上
わんこ大好き社会人。
自分でマフラーとかセーターとか、色々編んで売ってる。
朝イチの職場でコーヒーが大好き。
ちな、過度な変態。センシティブな投稿するかも、ごめん。
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