第4章 後編

第4章 後編
花咲家の広間には、30人の家族が集まっていた。 机の上にはずらりと並ぶノートPCやタブレット、スマートフォン。小さな子どもから年配の祖父母まで、それぞれが端末を操作し、OZの異変に対応している。 「真武、こっちはデータ転送が遅れてる!確認して!」 「こっちもログがどんどん流れてくる!処理落ちしそうだ!」 次々に飛び交う声。 その中心で、竹田真武は額に汗を滲ませながらキーボードを叩いていた。 ――だが、その指は時折止まってしまう。
エヴァンゲリオン
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