海の幸
潮の香りがする。
ザバン、と波が起き、防波堤にぶつかる度、うるさい音と水しぶきが襲ってくる。
毎夜毎夜この音に悩まされ、寝る時間はどんどん遅い時間になる。
ここは、海岸の近くで、よく漁師が船で通る。
灯台の光が眩しく、真夜中の暗い海も照らす。
ここはよくカップルが心中しに来る自殺の名所で、私もよくカップルを目にする。
止めても意味が無いので、いつも横目に眺めている。
砂浜に男女の足跡ができても、波がすぐそれをかき消す。
可哀想なものだ。まだ若いのに、人生に絶望し、海に帰るとは。
ニュースにもならないようなただの一般人でも、それを目撃した一般人には特大ニュースになるだろう。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/10/18 13:34
最終編集日時: 2025/10/18 13:37
ひう
こんにちは!!!
書きたい時に書きたいことを書きます!!
連載したやつはできるだけ書きます