木偶人形の破滅までの旅路
・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・もう朝か。
私は起き上がり、あたりを見回す。自然に満ち満ちた樹海が私の周りを囲んでいる。
昨日雨が降ったからだろうか。湿った泥臭い匂いが鼻に通り抜ける。
しかし、木漏れ日から感じる限り、今日は晴れているようだった。
ちょうどいい。今日はレブル地区まで歩かなくてはならない。雨が降っていては体が錆びてしまう。
私は再び歩き出した。足が少し錆びついているのか、歩くたびにギチギチと嫌な音を立てている。
しかし、私は止まることなく歩き続けた。目指すはレブル地区。今日中に着いてしまいたい。
1
閲覧数: 86
文字数: 6282
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/7/20 15:38
ピコ
どーも、ぴこです