月夜の泡沫 season1

月夜の泡沫 season1
第三夜 日高シホ見参!!! 前半  静かな夜の世界。 自販機が『ジーッ』と微かな音を立て、遠くでは車の喧騒がぼんやり響いている。 僕、夜月レンは、鬼である『月詠セリ』の眷属候補として、この夜の街に立っている。 「………これ、本当にいいんだよな?」 手のひらに握りしめたのは、セリちゃんからもらったノートの切れ端。 そこには、『地獄銭湯』の電話番号と、簡単な指示が書かれていた。 不安な気持ちをぐっと抑え、覚悟を決めて僕は番号を押す。 公園に、携帯から鳴るコール音が静かに響いた。
『夢屋』
『夢屋』
いらっしゃいませ。『夢屋』と申します。 当店では「少しだけ現実を離れて、非現実を味わうお手伝。」をモットーに、小説を書いています。 どうぞごゆっくりお過ごしください♪