愛していれば

愛していれば
『また、あの子と話してるの。やめてって言ったでしょ。』 貴女が言った。 夕暮れの教室で。外からは必死に練習する運動部の声が聞こえる。 殺気立ったその表情。少しばかり潤っている目が私にはたまらなく愛おしかった。 「笑ごめんね。」 そう言って貴女に映画のような熱い口づけをする。 腕を首にまわし、唇をこじ開けて探し当てた貴女の舌を絡めた。
leap
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恋愛小説好きの学生です。 絡んでくれると嬉しいです。 ぜひ感想もください。