寝ても覚めても...

寝ても覚めても...
懐かしくて、それなのにとても苦い夢から醒めた。 悪夢から目醒めた時の開放感というものはものすごい。 汗が頬を伝う、それが気持ち悪くて顔を洗いに布団から這いずり出た。 現実でも死んであいつがどうして夢でも死なねばならぬのだろうか? 夢の内容をぼんやり思い出しながら洗面所に向かう。 ぼんやりした頭を起こそうと、冷たい水で顔を洗う。 前髪が酷くハネている。直さなければと思い水をつけ、押さえつける。 この髪は集中して直さないとまたすぐハネる、それなのに今日見た夢がチラついてなかなか直らない。 諦めて櫛で梳かしてピンでとめた、女子みたいになってしまった。 あいつが見たら笑って直してくれるんだろうな、髪をいじるのが得意だったから。
にきねき氏
にきねき氏
基本どこにもいます 話しかけられたら返事します 滑るようにCtrl+Cしてます Scratchから召喚されたなんて言えない... 本格的に活動しようか迷っているのでございますよ。