思い出の飴玉

通学時間なのに支度が遅れてしまい、走って家を出た。 結局予定の一本遅いバスになってしまったが、間に合うと安心する。時は淡々と進み、それに比例してバスも進んで行く。 いつもと変わりのない景色を眺めていると向かいのバス停で時刻を確認している老婆がいた。 老眼の為か、目を細めて指でたどって確認している。 少し心配になるが、降りる訳にも行かず、その場を後にした。 「まもなく〜」 音声とともにバスが止まる。 そこで目にした光景は意外なものだった。 先程バス停にいた老婆がいるじゃないか。
宇宙のひとかけら
高校2年 ゆずごめんね。世界で一番愛してる。