現実の怖い話
所詮、みんな他人事だ。自分に起きない悲劇はエンターテイメントとして楽しむことができる。特に、しっかりと悪役のいる悲劇はみんな我先に飛びつく。当事者の気持ちは勝手に押し付けて。
いじめや隠蔽、不倫。自分に関係のない事件を知るや否や、まるで人を傷つける免罪符を得たかのようにいろんな方法で懲らしめようとする。その事件の事実確認など後回し。恐ろしい人たちだ。もし、その人が何もしていなかったら?嘘をついている人がいたら?
そんなこと、考えもしない。考えることができない。人を傷つけていい人などいやしない。傷つけるなら傷つけられる覚悟を。傷つけられた復讐ならば相手と同じ土台に立つ覚悟を持つべきだと思う。
私は、とある事件の加害者にさせられた。誰かの嘘に飛びついた人々が、確認すらせずに私を殺そうとしてくるのだ。恐ろしいことに、彼らはそれが正しいと信じて疑わない。警察もマスコミも信じない人々が、ネットに書き込みをしたどこかの誰かの言葉を信じるのだ。
私は明日、生きていられるのだろうか。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2022/4/1 12:34
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
カフェイン
眠れなくなりそうだけどクセになる、そんな小説家を目指して。ホラーより風刺多め。