祈りは甘く私は苦く

祈りは甘く私は苦く
赤い紐の下駄が音を鳴らしながら歩いていく 私は、神社の鳥居、食べ物の匂いに誘われながら星祭りの会場へ急いだ。会場へ着くと吹き流しが空を舞いお月様と一緒に輝く。 本当は、友達と行く予定だったが来れないことになり今日はひとり。 「お嬢ちゃん!ちょっと」 笹の葉に願い事を飾ろうとするとおじいさんが話しかけてきた。私が振り向くとおじいさんはニコリと笑って 「お嬢ちゃんこの短冊の方がいいよ」 「え?これって、、」 短冊を見ると星のスタンプがついている。 「これはね魔法の短冊なんだよ」 「魔法?」
ゆるる
ゆるる
本好きのゆるるです。 恋愛系 切ない系の物語を作りますゆるるの作品が貴方の心に灯ってくれると嬉しいです🌷✨ 🫧〜詩〜🫧 花の香りにふと撫でられ私はぽつりと風になる 優しさと美しさが光となって貴方に吹きますように。私の吹く文字という風が貴方の心の紙を奏でることを静かに願います 今日も私は物語を描いていく