140文字小説+α その111 「卒業アルバム」
実家の整理をしていたら、父親の高校の卒業アルバムを見つけた。
気になったので、少し見てみる。
高校時代の父親に現在の面影を感じ、しんみりする。
でも、もっと気になることがある。
……特定の女子数人に印を付けているのが、キモくてヤダ。
静かに卒業アルバムを閉じる。
最初は、じんわりと哀愁を感じていたが、最終的にはモヤモヤが残った。
でも、これも父にとっては大切な思い出だろう。
そっと、取っておく物を入れる段ボールに仕舞う。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2025/5/11 0:02
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。
あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。
カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。