憂鬱

憂鬱
 いつから一緒にいるのか分からない。    たまに忘れてしまっても、気がつくとピタリと寄り添っている。   気怠い意識で迎える朝や、重い手足を引きずって寝床に潜る夜には殊更近くに感じる。  最も誠実な言葉と、切実な感情を引き出してくれる友人。  君は、そんな存在だ。
いずさや
いずさや
Twitterで140字小説を毎日更新しています。 こんな話が読みたい!というリクエストがあれば出来るだけお応えしてみたいので、コメント等に書いて頂けると嬉しいです。 好きな作家:桜庭一樹、星新一、伊坂幸太郎、滝本竜彦 Twitter: https://mobile.twitter.com/saya_works