寂れた青春 2
放課後は図書館に行くのが俺の定番だったが、今日は少し邪魔が入った。
職員室に呼び出され、俺と担任の二人だけの空間がそこにあった。
他の教員はもう帰ったらしい。
「で、なぜ呼び出されたかわかるか?」
教師は腕を組み、顎を少し前に出してこちらを見下ろしている。
と言っても心当たりは一つしかないため、それを選択し、言葉に出す。
「俺の授業態度ですか?それなら、悪かったと自覚しています」
素直に謝れば話が長くなることはないだろう。従順にしていれば相手も納得し、俺をこんな場所から早めに開放してくれる。
「はぁ、そうだな」
ため息をつきながら組んでいた腕を開放した。
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2024/11/24 23:12
最終編集日時: 2025/1/31 0:58
名前はないです
こんにちは。あても無くただ小説を書く人です。
好評でしたら連載を考えます。