禰豆子が鬼にならない世界 三十

〜前回のあらすじ〜 蝶屋敷の縁側で炭治郎と雛子が過ごしていると、久しぶりに義勇が訪れる。雛子は嬉しそうに義勇に駆け寄り、抱っこをねだる。義勇は戸惑いながらも雛子を抱き上げ、眠る雛子を優しく見守る。不器用ながらも温かいその姿に、炭治郎たちは安心し、雛子は夢の中で義勇を「にー」と呼ぶ。かつての呼び名がよみがえり、義勇の心に静かな温もりが広がっていく――。 蝶屋敷 ―― 夜の灯り 夜になり、灯りのともった部屋の中。 雛子はまだ義勇の膝の上にちょこんと座り、眠そうに目をこすっていた。
やみ
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はじめましてやみです。空いている時間に作成してます。沢山の人が読んでくれると嬉しいです😊まだまだ初心者なので宜しくお願いします