聖なる夜に鍋をつつく 翌夜

聖なる夜に鍋をつつく 翌夜
「…いらっしゃいませー」 今頃、マサは彼女とデートをしていると考えれば、俺は物凄く可哀想で寂しい男だと思う。 「シフト組んどいて空けて、俺に回すなや…」 今日に限って、一人予定ができて、俺がそのシフトの穴を埋める形で働くことになってしまった。 これくらいの愚痴は小さく呟いていないとやってられない。後一時間で。と先程から脳内でカウントダウンをしつつ、バイトをしている。 「いらっしゃいま…」 「よっ、リョウちん奇遇やな」 にっと笑って俺に挨拶をするのは、腐れ縁のアキ。 「バイト終わるまでどれくらい掛かる?」 「あー、後一時間かな」
Sindy@山芋とろろ
Sindy@山芋とろろ
短編作者。恋愛物を書きます。 皆様の癒しになれるように。 事情がありましたが、無事に復帰しました。