心の心
「今日のゲームはすばらしかった!」
父に褒められたのはいつだろう
それからいつも練習に励んだ。
もう一度あの喜ぶ顔が見たかった
家で、学校で、公園で、何度もボールを打ち続けた
けれど歳が上がるにつれて褒められるなんてなくなった。
いつしかお前がいれば勝つのは当然だと父もメンバーも思うようになっていた
高校3年へ上がる頃にはその思い出が僕の原動力になっていた
勝ちたいと努力するメンバーと思い出に縋る僕。
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2022/6/21 9:56
雨と霖