Tears Falling in Fate第31話
そして1月23日、ケイはいつも通りに子供たちの授業をしているとレックスが来た。
「こんな所で学校みたいなことをしているとはな。しかもここは僕の生まれ育った場所〜」
と言ったのでケイはジュンとレオンに子供たちを任せて
「確かにそうですね。所有権はレックス様とラミアちゃんですね。ですが、ここを使っていいと言って鍵を渡してくれたのはあなたじゃないですか?」
「気が変わった。君は時が来れば処刑になるんだ!それなのに何を子供たちに教えられるんだ!それから君を失った子供たちのその後はどうなる?」
「確かに僕は罪人です。それはラミアちゃんたちにも伝えてあります。いずれ僕がここを離れることも全て〜それでも僕からいろんなことを学びたいと集まってくれているんです。」
「君はラミアの心を再び傷をつけるつもりなんだな。一緒にいればそれだけ別れも辛くなる。」
「…それが運命なんですよ。レックス様〜出会いがあればいつの日か別れはやってくる。そして新たな出会いがある。あなたも少しは理解して〜」
「あぁ、そうだな。だけどアレックやバネラの考えをねじ伏せるまでのこと〜公私混同させるなと周囲から言われるけど、君には未来なんてない!」
とレックスが言うとケイは何も言わずにレックスに対して背を向けた。するとレックスは光の剣を手にして無防備なケイに攻撃をしようとした瞬間、レックスに向かって複数の炎の矢が飛んできた。レックスはそれに気づいてシールドで防いで矢が飛んできた方を見るとラミアが立っていたのだ。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2023/6/4 2:26
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
Lucifer
子供の頃の夢は小説家や脚本家になりたかったけどなれなかった普通のおばさんです。1981年2月17日生まれのA型です。
それでLuckyFM茨城放送リスナーと茨城ロボッツブースターをしているめっちゃくちゃ気まぐれで多趣味な性格です。