君の音

君の音
私があの子の存在を意識したのはついこの間のこと。 同じ吹奏楽部でおんなじクラス。 右斜めの席で、身長順では私の前。 こんなに共通点があったのに、私は、あの子と一言も話したことがなかった。 「美奈子〜私今日部活雨だからなくなっちゃったぁ、だから一緒に帰れない…ごめんねぇ…」 私の親友の綾乃が半泣き状態で私に駆け寄ってきた。
佐々樹
佐々樹
見たり書いたりしてます✨ 1つの作品だけ書いていると飽きてしまう癖があるので連載2つにします! ぜひ色々お話ししましょう!