第二十七話 暴走

第二十七話 暴走
 機械生命体と交戦しながら施設を破壊して回っていると、僕とラーグはひらけた空間へと出た。 「何だ……ここ」 「レイ、あれ」  ラーグが指差した方向には、巨大な機械生命体がいた。どうやら眠りについているようだが、これまでの個体とは異なり、鎧のような合金の装甲、三十メートルを超える背丈、そして右手には巨大なブレードが装着されている。壁に張り巡らされている管と接続されており、エネルギーを補給しているのだと理解した。 「何じゃありゃ」  ラーグはそう溢した。 「『防衛機構』最終フェーズ、起動」  その時、どこからかアナウンスが響き渡り、その巨大な機械生命体の管が全て外れた。プシューっと空気が漏れ出し、重厚な金属音を轟かせ、機械生命体は動き出す。 「対象の殲滅を開始します」  女性のような甲高いその声と共に、機械生命体はブレードを天高く掲げ、一気に僕達に向けて振り下ろした。
白崎ライカ
白崎ライカ
アニメ、ファンタジー、剣戟アクションが好きです。 自分の好きな時に書いてるので、 不定期投稿です。 温かい目で見て下さると作者は喜びます! 使用しているイラストは画像生成AIで作成したものです! カクヨムでも連載を始めました! よろしくお願いします〜