理想のお母さん♂見つけました〜貴方がいれば〜
嫌いという感情は、興味がないとは全く違う。興味があるから、嫌いだなんだと感情が湧くんだと知った。
山崎さんには、私は別の何かを求めていたのかも知れない。女がいるのを知ってから、彼の親切心が煩わしく感じて。それはまるで思春期の娘が父を嫌うように、私はどんどん腐っていった。
バイトの合間をぬってSNSを眺める、優しそうな尽くしてくれそうな男を探しては片っ端から声をかける。あの日私の中で何かが壊れて以来、月子とやっている事は変わらない。
興味のなかったオシャレやら男受けを意識して、虚しさを埋めるも余計に悲しくなるだけ。
定期的に近所に住む山崎さんが顔を見せるが、私の変化にはあまり触れず、男癖が悪くなっていく事を心配していた。
「綾ちゃん、何か悩みでもあるのかな。僕で良ければお話聞くから」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/2/15 14:21
最終編集日時: 2025/2/15 14:40
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
綾紀イト
糸へんが多いペンネームです、心の奥で絡まった糸を解くために書き出しています。
どんなに評価が無くても、私は私の文章が好きです。自分の心を救うために書いています。