最終話 犯罪者の末路
蓮はあらかじめ用意しておいた銀の手錠を使って蒲田と椅子を繋いだ、自分によく似た男を目の前にしても何の感情も沸かない。父親を殺したときと同じように淡々と作業を進める。ペットボトルのキャップを外し蒲田の頭に冷水をかけた。
「ぷはっ、ハアハア」
「よう、糞野郎。幸せは堪能できたか?」
驚いた顔で蓮を見上げる蒲田は、まだ自分に起きている緊急事態を把握できずに戸惑っている、蓮は質問を続けた。
「他人を不幸のどん底に落としておいて、自分だけが幸せになれると思ったか?」
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カテゴリー: その他
投稿日時: 2023/3/7 22:34
最終編集日時: 2023/3/7 22:34
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
桐谷碧
小説家を目指しています(歴3ヶ月)
年間150冊以上は小説を読みます😄
夢は直木賞、ドラマ化、映画化。
自殺、復讐、競艇、がテーマの小説執筆中🖋
好きな作家
東野圭吾(母の影響)
現在
引きこもり