約束は絶対 3、高校生活のスタート

約束は絶対 3、高校生活のスタート
一ヶ月が経ち、体育祭が近づいてきた。今年は……、ダンスと徒競走と玉入れ。特にダンスが結構早かったので、覚えたとしても踊ることはできず、踊れるようになるまで苦労した。ちなみに、花宮はバレエをやっていたからか、すぐに完璧にマスターしていた。徒競走はそんなに好きじゃない。けれど、走る時の快適さはとても好きだ。嫌いな理由は……、競争だから。走るという楽しみを味わわずに速くなるためだけに走るから。もちろん、徒競走が好きな人もいるけど僕は……、自分のために、心地よさを得るために走りたい。結局、こんな偉そうなことを言っていても徒競走では走る、のだが。いつの間にか、徒競走の練習が始まっていた。理輝……、あれ、どこにいるんだ?ふと、隣を見ると、 「うわああぁ!って、理輝一緒だったの?」 なんと隣に理輝がいた。理輝はニコニコ笑っている。 「本気で頑張ってくれよ?相棒!」 苦笑する。相棒……、嬉しくも苦しくもある言葉。元々は、サッカーの相棒だった。でも、あの事件によって全てが変わってしまった。でも、今はこの生活を楽しんでいるから……ね、もういいんだ。だけど、忘れることができなくて……、できなくて……。 見てくださり、ありがとうございました! フォローやいいね、コメント、是非よろしくお願いします!
Roy
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ロイと言います!いろんな本を書きます。よろしくお願いします!