7階の時間軸

朝起きて7階からエレベーターに乗る。 ギシギシと音を立て今日のスタートラインに着く、ドアが開いたら今日が始まる。 私の部屋は不思議だ、まるで時が進まない空間だ。 東京の時間は早い、皆んな生き急いでいるように感じる。 私も同じだ、ひしめくビルの合間を生温いビル風と共に早歩きする。 そんな1日は直ぐに終わる。 何をしたかなんて覚えていない。 ガタン。
煙