過激的ファン

放課後の壁際に詰められ、視線を泳がせる甘味は 現在絶体絶命の窮地に立たされていた。 「な、なんの御用ですか…」 力無く地面に座り込む甘味を上から見つめ ふぅ、と髪をかき上げるとゆっくり口を開く。 「だ!だだだだ、大ファンです!」 「はぇ?」
吉原シホ
吉原シホ
創作が大好き