【黑山羊文學】正体

【黑山羊文學】正体
 [成人以外の方の閲覧は禁止とさせて頂きます]  水蜜桃のような女だった。  艶のある長い髪はとてもしなやかで、涙で潤んだ大きな瞳には恥じらいと悦びが渦を巻いて、厚みのある柔らかな唇からは熱く色めいた吐息が漏れていた。  均整のとれた筋肉と脂肪が作り出す美しいラインが、紫と緑のビビッドな色の薄明かりに照らされて、なまめかしく隆起し、沈降する。  薄っすらと浮いた汗からは、甘い匂いがした。口に含めば、他の全てがどうでも良くなるような、魔性の味だ。
積山 精々
積山 精々
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