序章 ー 足を踏み入れる直前

これは、あのひどい過去のこと。今もなお、私を苦しめているあの過去のこと。私の全てを手放そうとして、私を預けた相手が良くなかった。大切な人にこそ言えない、あの物語。 死にたい。消えたい。どうせ、誰も、私のことなんか気にしてない。 なんて思いつつ、 私が死んで悲しませちゃったらダメだな。まだ、いつか幸せになれるって信じたいな。分かり合えるって、信じたいな。 そう思って生きてた。 俗に言う、「出会い系アプリ」出会いのために作られたわけじゃないけど、なんか出会い厨多くて、そう呼ばれるようになっちゃった奴。そこで話してた。グループ通話で。 誰かと話していないと、どうしても1人で考え込んで、泣いてしまうあの頃の私にとっては、優しく温かい、心の支えとなっていた。頼れる人なんて、居なかったからさ。
夜屑星
よくずせい です。