女
私にとって、女というものは、どうしようもなく共感できる種族である。醜くて、弱くて、しばしば泣きたがる。哀れだなどと言うつもりはない。ただ、眺めていると、まるで己の内側を外に置いて眺めているような気分になるのだ。
結局のところ、私は性別が違うだけで、ほとんど同じ穴の狢なのだろう。
だからこそ、男女の友情などという、奇妙な理想論は、最初から私には成り立たなかった。相手が女であると、私はどうしても自分の醜さや弱さを、ありありと突きつけられてしまう。あれでは友情など育つはずがない。
もし私の全てが男ばかりであったなら、話はどれほど簡単であったろう。私は他人の弱さに過剰に反応してしまうこともなく、たぶんもっと図々しく、いっそ粗野に生きられたのだ。
だが私は、ずっと羨んでいた。醜くて、弱くて、赦しを乞うように笑う、あの“女”という生き物に。
私は男であることを、ひどく持て余している。いっそ私も、醜くて弱い“女”になりたかったのだ。
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カテゴリー: 日記・エッセー
投稿日時: 2025/11/26 13:11
宮野浜