特殊警察0課
「あぁ、お母さん。私は・・・死ぬかも知れません!!」
「柳井さんこの書類よろしく」交通課の書類整理を手伝っているこの女性、年齢21歳、見た目はセミロングの黒髪に太くも細くもない普通の体型である。普段は別の課の書類整理や電話番をしているが、月に2・3度程自分の本来の持ち場である課へ戻る。
ここは警察特殊刑事課通常0(ゼロ)課。警察署の裏にある別館にこの課はあった。今日は所長の紹介で、3人の女子中学生が課の部屋に来ていた。
その対面のソファーには30代前後の真っ白な髪をした男が座っている。この男は課長の「白神」である。
学生達を見ると目の下にクマを作り、酷く怯えているようだ。
「今日はどういった相談で?」柳井が話をきり出す。
すると右端の少女が今にも泣き出しそうな声で話し出した。
「全員ここ2週間、夜になると部屋の窓を叩かれているんです。それで最初ストーカーかイタズラかと思って警察に通報したんですけど・・・」
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2024/11/24 20:25
最終編集日時: 2024/11/24 20:36
久山 八海
仕事しながらぼちぼち書きます。