反対の理由

 「高校生になったら美容整形したいな」 秋菜は黙って私を見た。声が震えたかもしれない。  「美容整形なんか絶対にしたら駄目、冬華はそのままが可愛いよ!」 と強く言われた。言われた瞬間しばらく俯いてしまった。冷気が身体中に感じた。  私は自分の顔を見ると手が震える。胸がぎゅっと締め付けられる。 秋菜に言われた言葉を思い出すと、視界が揺れる。秋菜は手が届かない存在だ。私はそんな彼女に密かに憧れている。きっと彼女には私の気持ちなんか分からないだろう。相談なんて、しなければよかった。  次の日、学校に行くと秋菜が友達と話していた。私は柱の影に隠れて会話を聞いた。声が遠くに揺れ、息が止まる。
冬華
冬華
高校生です!!名前は考え中です たま〜に投稿します 3月になったら投稿します