この楽器と恋を

私にピアノと恋をすることを、どうか許してください。 ピアノから離れたら辛い現実に殺され、心の中にぽっかりと空いた穴が、いつしか穴ではなく空虚に変わる。 穴が消えることは、すなわち心が壊れて消えることを意味する。 どう足掻いても、一度開いた穴は閉じることはない。 幼少の頃出会ったこの楽器は、いつしか私の心を癒すものになっていた。 「お前早く死んだら?」 「消えろゴミが。」 あれは嘘だ。言わないで。思い出さないで。
どうこく
どうこく
不定期投稿+長期間無浮上あり パッと思いついたものを書き綴るタイプです 抽象的で分かりずらい表現多め(((