10年働いた会社を辞めると決めた日

10年働いた会社を辞めると決めた日
12時を少し過ぎたころ、マネージャーから電話がかかってきた。 「家から遠い店に移籍するか、辞めるかしかない」と言われた。電話越しに説明されるたび頭の中が真っ白になった。 10年も働いた店で、ここまで尽くしてきたのに、選べるのは二択だった。 通勤のことも、生活のことも、希望も、全部無視されて泣きたくなった、 でも、大親友ちゃんの顔を思い浮かべた。 どんなに理不尽でも私を理解して支えてくれる存在がいる。 それだけで、少し心が軽くなる。 その日のうちに退職を決めた。 迷わず上司とマネージャーにメッセージ 送った。
稟苺
稟苺
小説を書いています。 短編・恋愛・幻想ファンタジー中心。 読んでもらえたら嬉しいです🍓