「死ぬのは怖いの?」

「死ぬのは誰だって怖いよ。天国に行ける保証もないしね。」 と、母は言った。朝ごはんを食べている時のことだった。朝から物騒な話だ、と父が笑った。 「怖いは怖いけど、逃げられないしね。」 と、祖母は言った。ある休日の昼下がりだった。だからあの世を信じるのよ、と僕の頭を撫でながら言った。 「天国に行けるのさ、怖くなんかないね。」
くうきり
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