エマとニコ〜第四十五章〜
学祭のフリマに古着屋を出店する為に、ニコとルカは服の分別をしていました。“いる”と書かれた段ボールに綺麗な服を入れて“いらない”と書かれた段ボールに着古した服を入れています。
「この綺麗な服は残して…っと。ニコ君、これはもういらない服?」
「やっぱり…綺麗な服の方が…売れるんじゃないかな?」
「ニコ君が売ってたら、みんな買うと思うよ?」
「僕がお客様なら…絶対にこんなヨレヨレの服なんか…買わないよ?」
「ペニーちゃんも喜んでヨレヨレの服を着てたでしょ?」
「ペニーとルカ先輩は…変わり者だから…」
「僕が変わり者なのは認めるけど…。ペニーちゃんは普通の女の子だよ?」
「僕と仲良くしてる時点で…ペニーもかなり変わり者だよ?」
「二年生の女友達からも、ニコ君と仲良くしたいって言われて、紹介してって言われてるんだけど」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2022/3/29 18:18
最終編集日時: 2022/3/30 10:06
金子さとり
児童文学作家を目指してます。第二のハリポタ的な名作を書きたい。ジブリアニメ化されるのも夢。トランスジェンダーなので男性脳と女性脳の切り替えが可能です。男性の目線で書く方が好きかも。