かき氷を君に

かき氷を君に
「バンっ!!」 僕が後ろ見た時には既に遅かった。 僕の背後にいた後輩が滑り込んでいたが、惜しくもボールはバウンドしてしまった。 ボードには「25」の数字が刻まれてる。 夏のバレーボール大会。 初戦から優勝候補の高校と熱戦を繰り広げて初戦を突破。いわゆる僕のチームは番狂わせとなるゲームを作ったのだ。 その勢いのまま準決勝まで辿り着いた。 僕の高校では歴代最高の成績になる。 試合は2セットを先取した。ただ相手は3セット目から目を色を変え、戦ってきた。1セット取られてから相手の勢いの渦にのみ込まれ、最終セットの6セット目。23-25のスコアで敗退した。
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