嫉妬する男

嫉妬する男
ロイは幼い頃から本を読むのが好きだった。 その中でも特に勇者が出てくるファンタジーものが好きだった。 ロイにとって、勇者が出てきて世界を救う話しはとても美しく聞こえた。 そんなロイは成長し仕事に就いたのだが、コミュニケーションが苦手で大人しいロイは、人目のつかない仕事で働いていた。 だがその仕事は低賃金で、ロイは貧しい生活を強いられた。 ロイが実家に帰った時。かつての自分だけの部屋の本棚に目がついた。 懐かしい気持ちに駆られ、本を読み耽った。 幼い頃はこんな勇気ある話に惹かれたなぁと、思い出に耽っていたが、ふと自分の現状に目を向いてしまった。
ナマコ
ナマコ
初めて小説を書きます。 読んでいただいたら大変嬉しいです☺️