夏と罰#7

夏と罰#7
両親が不仲で、家に居場所がなかった私は、必然的に学校が居場所になった。 だけど、幼少期に親と適切な交流ができなかったから、コミュニケーション能力が欠如していた。 だから、私が他の人と話そうとしてもうまく話せなかった。 多くの人ができる、ありふれた日常会話すら、私には難儀だった。 多分、ここでどうするかが、嫌われる人間になるか、目立たない人間になるかの1つの分岐点になっているんだと思う。
イキャメル
イキャメル