窓際の席

教室の扉を開け、ゆっくりと窓際に歩いていく。 まだ早い時間。野球部がグラウンドで朝早くから練習していて、教室にはまだ数人しかいない。 重々しいバックを投げるように置く。 肩の荷が降りたことへの安堵と、これから始まる1日への憂鬱さにため息をつく。 バックを横にかけ、欠伸を噛みころしながら深呼吸する。 この席はいい。こうやって息を吸うだけで、冷たくて新鮮な空気が脳を洗ってくれる。
一般人A
一般人A
文才0の学生です