遅刻魔、またの名を怪物
「そういや、アイツまたいねぇじゃん。」
十傑が集い、着席する会議室。全員が揃っているかのように思えたが、一人足りない。これを赤毛の刈り上げ男が指摘した。
「ったく…いつになったら時間に間に合うようになるのやら。新人とはいえ、流石に酷いな。」
ディアボロが呆れたように言った。
「あ、あのぅ…彼は西門の担当ですし…その、何かあったんじゃ…。す、すみません。僕なんかの推測なんて当てになりませんよね…忘れて下さい。」
見るからに不健康そうな男が、ビクビクと怯えながら発言すると、ディアボロは、そうかも知れないな、とだけ言って向き直り、こう続ける。
「取り敢えず、あと少しだけ待とうか。」
一方その頃、西門にて。砂混じりの乾いた風が二人の男に吹いている。門の外、白いローブを着た天使が一人。立ちはだかる悪魔が一人。悪魔は少年の姿をしており、少し色素の薄い髪と瞳を持っている。栗色というべきか。とにかく、無邪気な笑顔が愛らしい少年である。
「こんにちは、天使さん。僕は十傑“蠢王”ピューリ・スクアトゥラ。君は?」
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2025/11/17 9:44
あいびぃ
自己紹介カード 発動!!!
【レベル】15
【属性】ちゅー学生
【習性】投稿頻度不安定、定期的に更新不可になる、フォローもフォロバも気分次第、❤︎とコメントくれる人を好む、困ったら募集に参加
【特性】どんな作品にもファンタジーが香る
【メッセージ】
初めまして、あいびぃです!
見つけてくれてありがとう♪
私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。
詳しいことは「自己紹介」にて!
まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします!