遅刻魔、またの名を怪物

遅刻魔、またの名を怪物
「そういや、アイツまたいねぇじゃん。」 十傑が集い、着席する会議室。全員が揃っているかのように思えたが、一人足りない。これを赤毛の刈り上げ男が指摘した。 「ったく…いつになったら時間に間に合うようになるのやら。新人とはいえ、流石に酷いな。」 ディアボロが呆れたように言った。 「あ、あのぅ…彼は西門の担当ですし…その、何かあったんじゃ…。す、すみません。僕なんかの推測なんて当てになりませんよね…忘れて下さい。」 見るからに不健康そうな男が、ビクビクと怯えながら発言すると、ディアボロは、そうかも知れないな、とだけ言って向き直り、こう続ける。 「取り敢えず、あと少しだけ待とうか。」 一方その頃、西門にて。砂混じりの乾いた風が二人の男に吹いている。門の外、白いローブを着た天使が一人。立ちはだかる悪魔が一人。悪魔は少年の姿をしており、少し色素の薄い髪と瞳を持っている。栗色というべきか。とにかく、無邪気な笑顔が愛らしい少年である。 「こんにちは、天使さん。僕は十傑“蠢王”ピューリ・スクアトゥラ。君は?」
あいびぃ
あいびぃ
自己紹介カード 発動!!! 【レベル】15 【属性】ちゅー学生 【習性】投稿頻度不安定、定期的に更新不可になる、フォローもフォロバも気分次第、❤︎とコメントくれる人を好む、困ったら募集に参加 【特性】どんな作品にもファンタジーが香る 【メッセージ】 初めまして、あいびぃです! 見つけてくれてありがとう♪ 私自身、生粋のアニオタ・漫画オタなのでファンタジーが多めになってます…多分。 詳しいことは「自己紹介」にて! まだまだ若輩者なので、応援よろしくお願いします!