第九話 杜撰

第九話 杜撰
 「荷物は廊下の端に整頓して並べろ。柏木と羽咲は荷物監視を含む待機だ。新谷、行くぞ」  「はいよ」  瀬崎の背後について司令室の前に立つ。  瀬崎はコホンッと咳払いした後に扉をノックした。  「K2、瀬崎部長他一名の者入ります」  「入れ」
十五歳の早計
十五歳の早計