夜をみはる 箒星をさがす

 いーちゃんは夜がきらい。  おきたとき、パパとににがいなくなったから。  いーちゃんは夜がきらい。  こんどはママがいなくなった。  ママはてんごくにいったと、しらないひとがおしえてくれた。  いーちゃんのだいすきなひとをたべちゃう夜は、とてもこわいじかんなの。  だから、いーちゃんは夜をみはった。
木のうろ野すゞめ
木のうろ野すゞめ
雰囲気小説を書く人です。 毎週金〜日曜日の間になにかしら書きあげていきたいです。 現在は主に「書く」「書く習慣」にて生息しております。 2025/8/16〜 ※作品は全てフィクション ※無断転載、AI学習禁止