僕の優しいロボット(1)
僕の母の代わりに、ロボットが来た。
どこからか調理実習の時の匂いが漂ってくる。
シャッとカーテンを開く音がした。
何事かと目を開いて、窓にいるなにかにピントを合わせた瞬間、それは優しい声で「おはようございます。」と言った。
「もう朝ごはんの時間ですよ。」
機体は僕の近くまで近づいてきた。
いやな冷や汗が出てきて、触れてほしくないなと思った。
ロボットはまだ起き上がれない僕を横からのぞきこんで止まった。
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カテゴリー: SF
投稿日時: 2023/8/7 15:21
最終編集日時: 2023/8/8 1:27
ぽんとりんご
投稿も内容も不定期です