狂い愛
俺、本郷綾人は生まれてから今に至るまで人を信じたことはない。
信じた結果裏切られた時の自分が惨めに思えるから。
親も、友達も、親切にしてくれる周りの人達も、俺にとっては信じるに値しない対象として映ってる。
恋愛に関してもそう。俺は本当の愛を知らない。知りたいとも思わない。
幼少の頃から異性に告白されることは何度かあった。
しかし俺は誰とも交際しようとは思えなかった。何か別に目的を持って近づいて来たとしか思えなかった。だからことごとく振ってきた。
しかしどれだけ振っても擦り寄ってくる異性は絶えなかった。
だから俺は高校に入った時にやり方を変えることにした。
告白された時にある2つのことを要求するようにしたんだ。
けど、誰一人として受け入れなかった。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2025/1/11 0:20
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
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