道連れ
一年前、ガードレールの錆になったあいつと同じ道をバイクで走る。
海岸沿いの国道。空は晴れ渡り、体に当たる海風も心地よい。
あいつが最後に見た景色を、心の中で噛み締めた。
しばらく行くと、トンネルに入った。暗く長いトンネルの先は、緩くカーブしている様で、出口は見えない。
トンネルの中程まで来た所で、急に後方から現れたバイクが煽って来た。左右に蛇行しながら、ピッタリと後ろに着いてくる。
││なんだ、こいつ。
舌打ちしてミラーを確認した俺は、そのまま凍りついた。
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カテゴリー: ホラー
投稿日時: 2021/11/2 18:10
最終編集日時: 2021/11/2 18:19
泥からす
短くて、変な小説を書きます。ノンジャンルです。