人の順位と自分のプライド

人の順位と自分のプライド
スマートフォンは画面を光らせている。時刻はもう深夜だ。それでも下へスクロールをする。 寝られない。寝不足だ。かと言って寝たい訳でもない。クマのついた瞼を擦って、スマートフォンを投げた。 明日はきっと。いい日に。そう願って仕方なく瞼を閉じた。今日は心地よく眠れそうだ。 翌朝。眠い眼を無理やり開かせるように顔を洗い、朝食を食べていつも通り学校へ向かう。 学校にはカーストという否が応でも、そこに見えなくても、感じ取ってしまうヒエラルキーのようなものがある。
深潭 涅色
深潭 涅色
小説を書かせて頂いています。少しでも小説から、感情が伝わるように心を込めて、贈らせていただきます。